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【忘備録】ThinkPad L540のスリープから復帰しない現象について。スリープ死の原因と解決方法

2024/01/20

原因はバッテリーでした(電源回りが原因)

久しぶりのやらかし

前にSSD換装したっていう記事を書いたのだけれど、クローンしてから少したってスリープ復帰に失敗することがほぼ毎回起こるように。(俗にいうスリープ死)
短時間でもちょこちょこ起きるし、1時間とか長時間させると今度はロック画面のまま固まる。こういった時OSをクリーンインストールすると直ることがあるが、今回は症状が悪化。画面が映らなくなった。

これはたぶんどこかのドライバをクリーンインストール時に消してしまったものと考えられる。これに関してはメーカー製PCなのでどうにもならない。

こうなるとどうにもならないので、メーカーからリカバリディスクをもらうかリカバリツールをダウンロードしてリカバリUSBを作成するかの二択となる。
Lenovoの場合リカバリツールのダウンロードもリカバリディスクの購入もどちらもできます。今回はツールを使ってリカバリUSBを作成していきます。

リカバリツールのDLと作成手順

を読む。
※注:リカバリUSBを作成するにはLenovoIDとリカバリする機種についているシリアルを打ち込む必要があります。
アカウントを持っていなければ作っておきましょう。

次にリカバリ作成ツールをダウンロードしておきます。
これはWin7までとWin8からの2つ仕様があるので、自分がリカバリするOSに対応したバージョンを入手しましょう。(基本
起動させた後はソフトの言う通りにしていけばリカバリUSBの出来上がりです。
作成時間はUSB3.0のUSBメモリで10分くらい。容量は20GBくらい入っていました。

インストール

リカバリディスクからインストールする前に、1回BIOSに入って起動ディスクをUSBFlashメモリに変更してください。じゃないと壊れてるOSが起動します。
リカバリUSBからリカバリツールが起動すると「リカバリしますか?」と聞かれるのでOKまたははいを押す。
あとはツール任せです。かかった時間はおよそ1時間(SSD換装済)です。HDDだと倍以上かかるかと。なお途中でUSBメモリを抜けといわれるのでそのように。

USBメモリを抜くと自動的にWindowsのセットアップが始まるので放置。
そのうちWin10の初回設定画面が出てくるので、設定しましょう。

これで一応リカバリは終わりです。ちなみにこれで起動画面が変更されました。(WIN10ロゴがLENOVOロゴへ)

Win10のビルドを最新版へ

今回リカバリツールに入っているWin10のバージョンは1503でした。こいつはもうサポート期間外なのでWindows Updateは使えません。Microsoftからアップデートツールを入手して最新ビルドへと更新しましょう。
私はついでに関連ドライバも最新ビルド対応verにしておきました。

まとめ:メーカー製PCのOS入れ直しはリカバリツールを

一応これで症状は緩和されました。
バッテリ接続時にスリープ復帰に失敗することはなくなりましたが、AC電源接続の時は長時間放置するとスリープから復帰しないことが多々あります。
多分OSかドライバに問題があるものと考えられるので今後のアップデートに期待しましょう。(省電力ドライバだけ今も更新されているのでそのうち治るでしょう)
※上記の件暫定的に解決しました。
電源オプションでディスプレイの電源を切るを適応しない。
あとLCD(内臓ディスプレイ)側のドライバ更新きてます。デバイスマネージャーからドライバ更新すれば更新されます。

※原因判明(2021/04/19追記)

画面がブラックアウトするとかロック画面のまま固まったりしてたのは、バッテリーの劣化+電力ドライバ+ディスプレイドライバの破損が原因でした(多分一番比重が大きいのはバッテリーかな)
バッテリーがヘタってるかどうかの確認にはWindowsのコマンドプロント(cmd)を管理者権限で起動させて
 
Powercfg/batteryreport
 
と打ち込んでエンターキーを押せば
「バッテリ寿命レポートがファイル パス C:\WINDOWS\system32\battery-report.html に保存されました。」と出るはずなのでそのファイルを開けばバッテリーに関する情報が見れます(これでエラーが出るマシンはバッテリー制御ICが破損してるか、バッテリー側が対応してない。)
ファイルを開くといろいろ情報が載ってるけど見るべきなのはBattery capacity historyってとこ。ここに書かれてるのはDESIGN CAPACITY (設計上の最大容量)とFULL CHARGE CAPACITY(実際に充電された容量)の2つ
こっちの環境では設計容量が56160mWhに対して実効容量は20280mWh。つまりバッテリの実際の容量は設計容量の38%くらいしかない 。4-16から容量が増えてるのはバッテリを交換したからです
 
それで、リチウムイオンの寿命はこの%で見るのが一般的
基準は
100%~75% まだ交換しなくてもガンガン使える
74%~50% そろそろ交換を検討しましょう
49%~40% 交換を推奨。
40%~   デスクトップに固定でもします?    
 
こんな感じ。あーそれから膨らんでるバッテリーはめちゃくちゃ危険なのでさっさと外して家電量販店とかに持ってって相談しましょう。間違ってもそのままリサイクルBOXに入れるな。この時代のバッテリーは衝撃で中身の液が出ると結構簡単に燃える。
 
こうして見るとスリープ死の原因って
 
スリープから復帰しようとしてバッテリーに大出力を要求
    
バッテリーが劣化してて要求出力を一瞬出せるが維持できない
    
電源制御周りがその一瞬の出力を検知して要求し続けるが、実際には出力できてないため
ディスプレイへの信号を作る回路が作動しない/電圧低下or異常電圧を検知して保護回路が働く
    
スリープ死!
 
こんな感じだと思う。(あくまでも個人の考えです)
AC電源接続時に復帰できなかったのもこれに類似する状況になってたのかも。大体のノートPCって充電器→バッテリー→基盤って感じに電気が流れるようになってるみたいだから。
巷にあふれてる方法じゃ解決しなかった人は物理的なバッテリーを疑ってみましょう
ではでは
L540用の互換バッテリーです。自分が買ったやつにはLG製のセルが入ってました。あくまで互換なのではまりが悪かったです
※SSDなのにスリープから復帰するのに時間がかかるって人はPCのスペック不足なので、そろそろ買い替えを検討しましょう
 
そういえばHM86チップセットドライバと関連コンポーネントにアップデートがあります。Intelの公式ページを確認してみてください。