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【ThinkPad】SIMスロット(WWAN)搭載ノートPCのススメ。

2024/04/14
ニッチな話。
自分のT14Gen2は出先で使うことが多いと想定したためSIMスロット(WWAN)オプションを追加しました。届いたT14Gen2に搭載されていたWWANカードはQuectel EM120R-GL。4G-LTE対応で国内3大キャリアすべてのバンドに対応しています。
使えるSIMはnanoSIMとeSIM。ストアページにeSIMの記載はありませんが、しれっとLenovoPSREFの通信回線の箇所に記載があります。(https://psref.lenovo.com/Product/ThinkPad_T14_Gen_2_AMD?tab=spec

持ち出すものは極力減らしたい。

気分転換に外のコメダ珈琲とかで作業することがあるんですが、店に設置された回線だと激遅で使い物にならなかったり、時間で切断されてつなぎ直す手間があったりと面倒なんですよ。

一時期「モバイルルータ+PC」みたいな運用もしてましたが、ルータの充電忘れやルータ本体を家に忘れてきたりと自分には噛み合わず。スマホのデザリング機能でも良いのでしょうが、試しに使って見たら充電がゴリゴリ食われていったのでナシの方向で行きます。

回線契約をどうするか

さてPCで携帯回線を使うのはいいか、契約をどうするかが問題となる。
自分の使い方は、使う月は週4程度・使わない月は週1かそれ以下という感じ。
通信容量(ギガ)がもったいないので、どうせならスマホととPCでギガは共有させたい。

となると各SIM間のデータ量をまとめれるサービスまたは通信量に対して2枚以上eSIMを発行できるサービスがあることが最低条件。電話番号はなくてもOK・SMSはいらない・データ量はとりあえず8GBで様子見。足りなければ契約変更でええでしょう。

この条件だと複数SIMのギガをまとめれるIIJmioのデータ用eSIMプランが便利そうだったので契約。2回線契約する必要があるので、eSIM1枚当たり4GBの契約を選びました。これで月1320円です。
自分はIIJmio側ではなくビックカメラが提供するBICSIMを店頭で契約。契約した当時は店頭契約特典で1000PT+事務手数料1円でした。

eSIMの登録

店頭契約の場合は店員さんがアクティブ化(アクティベーション)用のQRコード発行まで案内してくれます。自分でネットから契約する場合は設定するのとは別の端末があると便利。

PCへeSIMを設定

設定→ネットワークとインターネット→携帯電話→eSIMを選択(T14Gen2はSIM1が物理SIM、SIM2がeSIMでした)→eSIMプロファイルの管理→新しいプロファイルを順にクリック
携帯電話会社から提供されたアクティブ化コードを入力するを選択。するとT14の場合前面のカメラが起動してQRコードを読み込めるようになります。

読み込ますと自動的にアクティブ化コードが入力されてeSIMの情報がチップへ書き込まれます。画面右下にattention!Dont reboot,sleep,shutdownの表示とともにプログレスバーが表示され100%になればeSIM情報の書き込みは終了です。
またQRコードを読み込ませなくてもアクティブ化コードを手打ち/コピペすることも可能です。

この後プロファイルをダウンロードするのですが、ダウンロードには書き込んだeSIMとは別の回線が必要なので別回線(最も手軽なのはWiFi接続)が必須となります。ここで私は別回線が必要とはつゆ知らず、ドツボにはまりました。案内の人もわからないようだったので記録として残します。

プロファイルダウンロード後に携帯回線で通信ができないときは、Win10のアクションセンター側の携帯ネットワークがオンになってないとかでしょうか。
これでPCの設定は終了で、WiFi切断して携帯ネットワークでYoutubeなどのサイトにアクセスできるかどうか確認しましょう。

番外:iPhoneへeSIMを設定

サブ回線としてeSIMを設定する場合です。
設定→モバイル通信→モバイル通信プランを追加を順にタップ。背面カメラが起動するのでQRコードを読み込ますと自動で設定されます。こちらもダウンロードには別回線が必要、アクティブ化コードはPCと同じく手打ち可能。APN設定が必須です。

余談

eSIMの特性として1枚につき1台のみ。大体の会社で機種変更をする場合はアクティベーションコードの再発行が必要です。(物理SIMと違い差し替え不可能)
またIIJmioの場合iPhoneのインターネット共有機能をeSIMで利用したい場合は別途設定が必要です(https://www.iijmio.jp/service/manual/setting/apn_dual.html