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【PCデスク】デスク制作。

2024/04/21

自分のデスクの使い方を考えよう。

PCデスク

既製品を買うにもDIYするにも、まず自分がどのように使う想定でいるのかを考える必要があります。これが定まっていない状態で設計・製作を進めてしまうと、デスク完成後に「あれ?なんか想像と違う」という気分になります。

初めてDIYデスクを作るならYoutube・Twitter・Pinterest・Google画像検索を利用して出てきた作例の中から気に入ったモノをそのままコピー制作してみる事をオススメします。猿真似で良いんですよ。どうせ最初はどこかで失敗するので。(自分はいっぱい失敗しています。)

自分の参考にしたところ(一部抜粋)ですが

Twitter
#お前らのpcデスク周り晒していけ
#お前らのPCデスク周り晒してけ
#desksetup

YouTube
・理想の書斎づくり|Fantastic workspace(https://www.youtube.com/@rshosai
・クリエイティブの裏側(https://www.youtube.com/@c.uragawa
・オガワコウ / misclog - Apple・ガジェット(https://www.youtube.com/@misclog

特にクリエイティブの裏側は部屋のレイアウトやライティングの参考にもなります。

Webメディア/サイト
・おshinoぶ(http://blog.livedoor.jp/shino_b/archives/10602537.html
・OKINAlog(https://oshanavi.com/mydesksetups-2022spring/10929/
・KOKUYO(https://www.kokuyo-marketing.co.jp/column/cat3/post-126/
・kanademono(https://kanademono.design/pages/yomimono
・PREDUCTS デスクをすっきりさせるマガジン(https://note.com/goando/m/me3ed2026f6ac

これら以外にもデスクツアーや部屋晒しを片っ端から視聴・読み漁りました。

以上を参考にデスク制作の構想をまとめていきます。

デスク構想

自分の中で一番重要だったのは、27インチモニターを3枚+PCを置ける横幅を確保すること。そうなると大体1800mm(1.8m)の横幅が必要そうです。

天板奥行きは少し迷いましたが、KOKUYOのサイズ別イメージを参考にモニター手前のスペースを重視して750mm程度が良さそうです。
耐荷重はモニター1枚10Kgと想定して30Kg+デスクトップ+マージンで70kgくらいでしょうか。ツールで計算すると板厚が28mmと出たので30mm厚を選択。(パイン材想定)

デスク設計

構想がまとまったら構想を形にしていきます。
以上の想定を満たす市販品は調べると余裕で10万を超えてしまい完全に予算オーバー。DIYすることにしました。

初期案では王道のIKEAのKARLBY(カールビー)を使おうかと思っていましたが、実物を見て「なんか違う」と思い計画変更。近所のホムセンを巡り1830×750×30のパイン集成材を見つけ、価格も1.6万程度とサイズに対して安めな印象。ハンドサンダー・オイルステイン・刷毛などを購入してもKARLBYより1万以上安上がりでした。

デスク脚はサンニード レッグスクエア SLG-2L-BKを購入。粉体塗装のため質感最高です。ここで安価なアイアン脚を選ぶと大失敗します。
ラッカー塗装は質感調整が難しく塗膜が厚いモノの場合光が当たった際にベタ塗り感が出てしまい安っぽく見えてしまいます。

奥行43×高さ68.5(cm)※アジャスターを含む。カラー:マットブラック

デスク制作

今回はただ組み立てるだけでなく、オイルステインを使用して塗装を行おうと思います。使用するのはワトコオイル ダークウォルナット W-13です。ここは王道を行きます。

塗装前の天板

まずは下準備として木地調整をします。
集成材表面を#240程度でやすり掛けします。集成材なのでどうしてもつなぎ目から余分な接着剤がはみ出していたり、0.1mm程度の段差があったりヤニが出ていたりするためそれらを取り除くためです。また集成材によっては表面に保護剤が塗布されている場合があり、オイルをはじいて染み込まないなどのトラブルを防止するという理由もあります。

やすりがけ

天板なので平面を出すためハンドサンダーを利用して、木目に沿ってやすりをかけていきます。持っているなら電動サンダーのほうが楽です。購入するなら充電式よりコード付きをオススメします。

内装作業での床面壁面の下地仕上げ、塗装や板金の下地処理

両面・端をやすり掛けしたら乾いたぞうきん(マイクロファイバークロス不可)で削り粉をふき取ります。ついでに面取りもしちゃいましょうか。

天板面取り

次に塗装…といきたいところですが、先にアイアン脚用の穴をあけます。現物で位置合わせえんぴつで穴位置をケガキます。コツとして鉛筆の先をできるかぎりとがらせ、穴の外側に合わせてクルッとまわすことでしょうか。面倒なら脚位置を合わせたら穴開ける予定の部分を塗りつぶしてしまえばよいのです。

ドリル刃位置決め

穴あけですが自分はインパクトドライバに先ねじ式の木工ドリルで行いました。鬼目ナットの深さに合わせてドリルにマスキングテープを貼り目印にします。先ネジタイプだと治具なしでもドリルが勝手に食い込んで行くため、垂直に穴あけをしやすいです。

※細めのドリル(5ミリ以下)はインパクトドライバで使用しないで下さい。食ってインパクトがかかると折れます。正直6~8ミリはモノによりけりなので気をつけて使用してください。心配ならドリルドライバをおすすめします。(特に100均ドリルはインパクトNG。)

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穴あけができたらワトコオイルを塗っていきます。1回目は木材側にだいぶ吸われるので色を付けるための準備だと思いましょう。端から木目に沿って塗ります。塗料タレが気になる方は端を少しマスキングしましょう。
1回目は量を気にせず塗っていきます。全体を塗り切ったら15~30分ほど乾燥させ残ったオイルをふき取ります。2回目は薄目に全体を塗り、乾かないうちに耐水ペーパーの#400 #600くらいで研ぎます。(ウェット研磨)

塗り面積(1回塗り):約10m² 乾燥時間:24時間以上(20度) カラー:ダークウォルナット
その後表面を乾いたぞうきんで余りのオイルをふき取ります。1時間くらい乾燥させると、染み込みきらなかったオイルが再度浮いてくるのでふき取ります。自分の場合は2時間くらいでオイルが浮いてこなくなりました。そこから完全乾燥(オイルが手についてこなくなる)まで3日かかりました。
ワトコオイル塗装天板
後は鬼目ナットを開けた穴に取り付け、脚を取り付けたら完成です。
デスク脚取付画像

セットアップ

デスクセットアップ
ディスプレイや周辺機器を置いたらいい感じに収まりました。
今後メイン用 / ゲーム用のディスプレイアームやスピーカーシステム・ケーブルトレーを設置してひと段落といったところでしょうか。

まとめ

時間はかかりましたが理想的なデスクが製作できたと思います。今後はこのデスクをいかに使いやすく発展させていくかが課題です。

費用: パイン集成材    ¥16,800
          アイアンレッグ ¥7,980
                             計¥24,780 +足りなかった工具代